2026/08/09 11:24
「なんとなく、今日は出かけたくない気がする」
そんなふうに思って、予定を翌日に変更した。
すると、そのあと雨が降ってきた。
翌日は晴れて、気持ちよく出かけることができた。
そんなことがあったとき、
「雨を予知した!」
と考えることもできるけれど、私は、それとは少し違う捉え方も面白いなと思っています。
雨が降るのは、自然現象です。
大気の中のいろいろな条件が重なって、雨が降る。
だとしたら、
私の中にふっと現れる
「今日は出かけたくない気がする」
という感覚も、ひとつの自然現象なのかもしれません。
私たち人間だって、自然の一部です。
自分では意識していなくても、周りの空気や人との関係、身体の状態、
これまでの経験など、たくさんのものから影響を受けています。
そんなさまざまなものが重なった結果として、
「なんだか、こっちな気がする」
が、自分の中に立ち上がってくる。
だから私は、その「気がする」を、正解か不正解かで判断するのではなく、
ひとつの観測データとして眺めてみたいと思うのです。
そして、採用してみる。
動いてみる。
そのあと現実がどう動いたのかを、また眺めてみる。
すると、ときどき、
「ああ、やっぱりな」
と思うような符合が起こります。
それを「未来を当てた!」と特別な能力にしなくてもいい。
ただ、
「私も自然の中にいるんだなぁ」
と思うと、なんだか面白い。
そして、そんなことを考えていたら、タロットやおうちバランスカードについてもひとつ腑に落ちました。
私たちは、なぜ突然、
「このこと、タロットで占ってみようかな?」
「今、カードを引いてみようかな?」
と思うのでしょう。
もしかしたらその時点で、まだ言葉にはできない何かの「気」が、自分の中に立ち上がり始めているのかもしれません。
だから「気になる」。
もう何か月もタロットの存在を忘れていたのに、急に思い出して引きたくなった。
という体験談もよく聞きます。
そしてカードを引いてみる。
絵を眺めながら、
「なんでこのカードが気になるんだろう?」
「私は何を感じているんだろう?」
「今、どんな流れの中にいるんだろう?」
と、その「気」をもう少し丁寧に眺めてみる。
そう考えると、
カードは、未来の正解を教えてもらうための道具ではなく、
「気がする」を丁寧に「気にする」ための道具
なのかもしれません。
運勢を読むことも、自然を自分の都合に合わせるためではなく、
自分も自然の一部として動くために、今の流れを知ること。
なのだとしたら。
タロットを使うことは、自分の人生をカードに決めてもらうこととは、ずいぶん違うものになります。
今日、あなたの中にある、
「なんか、そんな気がする」
は、なんでしょう?
正しいかどうかは、いったん横に置いて。
今日はちょっとだけ、その「気」を気にしてみませんか。